Swiss Re、再保険ソリューションで非構造化B2Bプロセスをデジタル化

Swiss Reグループは、再保険、保険、その他の保険リスク移転で世界をリードする大手再保険会社であり、社会のレジリエンスを高める活動を行っています。同グループは、自然災害から気候変動、高齢化からサイバー犯罪まで、リスクを予測して管理しています。

Swiss Reグループの理念は、同グループの顧客のために新たな機会とソリューションを生み出しながら、社会の繁栄と進歩を実現することです。「デジタルトランスフォーメーションは、Swiss Reの継続的な成功にとって極めて重要です」と、Swiss Re社の損害保険事業管理IT部門責任者、Sven Scandella氏は述べています。「デジタルトランスフォーメーションでは自動化が鍵であり、単に数字をシステムに入力することから、入力結果を活用することにまでステップアップする必要があります」

目標は、特に自然災害発生後の保険金請求処理などについて、「リスクをより深く理解し、引受と保険料設定を改善し、効率を高める」ことであると同氏は説明します。

DXC Technologyは、Swiss Re社の信頼あるテクノロジーパートナーとして25年にわたって同グループを支援してきました。DXC SICSは、Swiss Re社の保険金請求処理部門と経理部門の従業員のインテリジェンス収集の力となっています。

「販売している商品と、補償の対象となるリスクについて、優れた判断を下すのに役立っています」とScandella氏は述べています。

DXC SICSとは

38か国で100を超えるDXCのお客様に利用されているSICSは、再保険管理のライフサイクル全体を包括的に自動化するアプリケーションです。SICSは、再保険会社のあらゆる処理のニーズ、たとえば、新規ビジネスの獲得から、更改管理や経理、複雑な問題への対応などをサポートします。

SICSは、個々の顧客とのB2B契約によるものであっても、情報機関やその他の第三者組織からのものであっても、デジタルで入力された情報を自動的に処理します。

SICSは、保険金請求処理と再保険金機能もサポートしています。これらのプロセスの自動化により、時間を節約し、運用コストを削減できるだけでなく、規制要件の順守に必要なアクティビティの追跡とレポートも提供されます。

Scandella氏は、SICSのコア機能と、Swiss ReグループとDXCの協力関係を高く評価しています。

Swiss Re社にとって、ソフトウェアをカスタマイズできる機能は、継続的にイノベーションを創出するという課題に挑むうえで非常に重要です。現在はソフトウェアの構成が容易に行えるため、ビジネスユーザーはIT部門に変更を依頼せずに自分ですばやく変更を実装できます。

結果として、効率と顧客満足度が向上しました。Swiss Re社にとって重要な成果の1つは、SICSを基盤として重要な経理処理と保険金請求処理がデジタル化、自動化されたことです。

Scandella氏は、デジタル化と自動化により所要時間と顧客満足度が大幅に改善されたと評価しています。DXCは、このように効率化や業務の改善を成功させただけでなく、Swiss Re社や他のお客様と緊密に連携して、クラウドやSaaS戦略などSICSの機能や技術面の進化に取り組んでいます。

「私たちは常に、物事を進めるうえで次に可能な方法を探し、立ち止まらないようにしています。私たちは常に進歩し、違った方法で物事を進めたいと考えています」とScandella氏は述べています。

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